認知症と上手につきあうケアと予防の方法【ニンチケア】
認知症

認知症とは?……どんな病気?意外と知らない「痴呆症」のまとめ

物忘れの経験はありませんか? ほとんどの人が物忘れの経験があると思います。人は年をとるにつれて老化現象が起こりますが、老化に伴って物忘れも増えてきます。しかし、認知症はただの物忘れとは全く違います。認知症は脳の病気なのです。

認知症とは?

認知症が発症すると、食事をしたことを忘れてしまうなどの記憶の障害が出るということが一般的に知られていますが、認知症は「後天的な脳の病気により、正常に発達した知的機能が全般的かつ持続的に低下して日常生活に支障を生じた状態」と定義されています。新しいことを覚えることができなくなったり、今までの記憶を呼び起こすことが困難になり、知的障害をともないます。

脳は精神活動や身体活動を行うために必要不可欠な器官です。認知症は、人間のさまざまな活動をコントロールしている脳の細胞の働きが悪くなったり、死んでしまうことによって障害が出てきてしまうのです。進行してくると、家族の顔もわからなくなってしまいます。

認知症は若くても発症します

認知症は高齢者だけが発症する病気だと思っている人が多いと思います。しかし、それは誤解です。認知症は65歳から発症するとされていますが、65歳未満の人にも発症するのです。18〜65歳未満で発症する認知症は若年性認知症として区別されています(40〜60歳前後の場合初老期認知症とも言われます)。

そして、若年性認知症は3万5千人以上の人に発症していると推測されていますが、発症に気付かない場合が多く、実際に発症しているのは10万人とも言われています。厚生労働省でも、若年性認知症コールセンターを開設するなどの取り組みがみられています。

認知症は早く発見することが大切

どんな病気も早期発見は大切です。認知症も同様なのですが、認知症はただの物忘れと思って放っておいてしまう場合が多く、進行が進んでから発見する場合が多いとか。

「おかしい」と感じたらすぐに病院へ

もっとも多い初期症状(家族が気付いた症状)に、「同じことを何度も言う」「同じことを何度も聞く」があり、その段階で病院を受診する人は少ないといいます。

受診する頃には発症してから2年以上経ってしまっているというのがほとんどだといいます。正しい知識を身につけて、早めに病院を受診することが大切です。

認知症は進行します

認知症は進行性の病気です。発症の原因によって進行度は違いますが、高齢者の認知症に比べ、若年性認知症は進行が早いとされています。進行を遅らせるためにも、早期発見と早期治療が必要です。

認知症と痴呆症

「認知症」と「痴呆症」は何がちがうのでしょうか?実はどちらも同じです。日本では以前「認知症」は「痴呆症」と呼ばれていました。2004年「痴呆」という表現が誤解や偏見につながり、症状を正確に表していないなどの理由から、「痴呆症」という名称が廃止され、「認知症」という名称に改められました。

「痴呆」というのは屈辱的な表現であり、患者や家族が受け入れることに抵抗を生じ、受診を拒むことにつながっていたのです。

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