認知症と上手につきあうケアと予防の方法【ニンチケア】
脳血管性認知症

脳血管性認知症……高血圧や糖尿病もリスク要因! 脳血管障害

認知症はさまざまな病気によって引き起こされます。脳血管の異常によって認知症が発症する場合を血管性認知症と言います。

脳血管性認知症の原因は?

脳血管性認知症は、血管がつまってしまう脳梗塞や血管が破けて出血する脳出血など、脳血管の異常が原因となって発症します。

また、認知症の症状の現れ方には、小さな脳梗塞を繰返しているうちに認知症が段階的に進行して発見される場合や、突然認知症の症状が現れる場合があります。

脳血管性認知症を引き起こす疾患

脳梗塞・高血圧・糖尿病・心疾患・動脈硬化症などがありますが、約8割を占めているのが脳梗塞です。

その他、事故や転倒などによって脳血管に異常を生じた場合に、認知症の症状が現れることもあります。

脳血管性認知症の症状

脳血管性認知症は先にも説明したとおり、脳梗塞や脳出血が原因であり、これらの発作が起きるたびに段階的に症状が進行していきます。

脳血管性認知症は、血管の異常が起きた場所によって症状が違いますが、主にめまい・頭痛・しびれなどの症状と記憶力の低下が現れます。意欲の低下、感情失禁、歩行障害(小刻み歩行)、尿失禁、正しく発音できなくなる(構音障害)などの症状があります。

まだら認知症

脳血管性認知症は、脳血管のどこに異常を起こすかによって症状が違うので、異常をきたす機能もありますが、正常な部分は残っています。

そのため、「記憶力は低下しているが他の機能にはあまり変化がみられない」等といった、機能の低下がばらばらに現れてきます。このことから、脳血管性認知症は「まだら認知症」とも呼ばれます。

感情失禁

脳血管性認知症によくみられる感情失禁とは、ちょっとしたことが原因で激しく怒ったり泣いたりする感情のコントロールが取れない症状を言います。

感情が正常にコントロールできていないために、感じた気持ちがストレートに現れている状態と言えます。情動失禁と同様な意味で使われます。

脳血管性認知症の検査とは?

脳血管性認知症特有の症状の有無も診断に必要となりますが、頭部CTやMRI検査により、脳梗塞や脳出血の場所や範囲、数などを調べます。また、脳の血流が悪くなることで認知症の症状が現れることがあるので、脳血管造影や脳血流シンチグラフィーなどで調べる事もあります。

脳血管性認知症の治療法とは?

認知症そのものを治す治療法は、現在はまだありません。脳血管の異常に対する治療が行われます。また、脳血管の異常を引き起こす高血圧・糖尿病・心疾患・動脈硬化症などの再発を防ぐ治療を行います。

また、うつ症状がある場合には抗うつ剤を使用する場合もあります。

生活習慣病の予防は認知症予防につながります!

血管性認知症の予防につながるものとして、生活習慣病の予防が考えられます。それは生活習慣病が認知症の発症と進行に大きく影響しているとされているからです。規則正しい生活を心がけ、食生活の見直しなどの生活習慣病予防、改善に心がけることが大切です。

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